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2006/01/16

コエンザイムQ10とは

◆コエンザイムQ10とは?
キャッチフレーズは「老化から人類を救う!?CoQ10」fish
・コエンザイムQ10(CoQ10)は、ビタミンQともいわれるビタミン物質で、全身60兆個の細胞一つ一つに存在し、ビタミンQ(コエンザイムQ10)の最も優れた作用は、細胞内のエネルギー生産工場といわれる重要な器官であるミトコンドリアに対して、ビタミンQ(コエンザイムQ10)はこのミトコンドリアを活性化する作用を持っています。心臓、肝臓、腎臓に多く含まれる物質で、日常生活を送る上で必要な細胞エネルギーを作り出すために欠かすことのできない補酸素です。
・コエンザイムQ10は 青魚や牛肉・ぶた肉などの動物性、植物性食品に微量ながら含有し、永年の摂取でも毒性の報告はありません(1957年ユビキノンとして認知されて以来のデータによる)。
・コエンザイムQ10は「歩く・座る・立つ・食べる・寝る」など生命活動の源であるエネルギー生産に大きく関わる物質。特に多量のエネルギーが必要な 心臓、血管、筋肉に集中的に存在します。 
また体のミトコンドリア内膜で電子を配達するメッセンジャーの役割を果たして細胞を活性化し、細胞のスムースな働きに関与しています。
・コエンザイムQ10は加齢によって体内生成が減少していきます。中高年男女性の代謝活動が低下し、肥満や疾病に対する抵抗力が低下することと、細胞内のコエンザイムQ10の減少が関連付けられています。
心臓血管に疾病がある患者の細胞にはコエンザイムQ10が著しく減少していることが確認されています。
コエンザイムQ10の成分

●活性酸素の除去
コエンザイムQ10(CoQ10)は、極めて強力な主役的な抗酸化物質。コエンザイムQ10が不足すると、直接的に老化が進むと言われ、コエンザイムQ10が活性酸素の増加を抑える働きがあるからです。
コエンザイムQ10を充分量摂取するとどんな効果があるのでしょうか?
1)血液の粘度低下防止
2)不飽和脂肪酸から飽和脂肪酸への転換防止、血栓防止作用
3)悪玉コレステロール(LDL)の酸化防止
4)ビタミンEの減少をCoQ10のビタミンE再生作用によって防止
 
脳梗塞や心筋梗塞の原因となるアテローム性動脈硬化(血管におかゆ状の塊ができること)は、血管内の悪玉コレステロール(LDL)の電子を奪われて酸化することから、 コエンザイムQ10を補うことによりそのメッセンジャーとしての役割・プラズマの細胞膜移動作用により、これらを防止することができます。他の分子から強 引に電子を奪う過激分子の代表格が「活性酸素」。
またATPが量産されるときに大量に発生する活性酸素の不要分を処理する過程において、コエンザイムQ10が重要な働きをすることが 確認されており、虚血性心疾患、アテローム性動脈硬化、血管梗塞、高血圧などの患者の臨床処方にも使用されてきました。
※コエンザイムQ10 は、脱水素酵素、コハク酸脱水素酵素、シトクロムb、シトクロムc、シトクロムaとともにATPと呼ばれる『エネルギー』を作り出す。

●エネルギー生産の働き
私たちの生命活動の基本となるエネルギーが「ATP」(アデノシン三リン酸)です。このATPを作るために、コエンザイムQ10(CoQ10)は必須です。例えば心臓では、コエンザイムQ10(CoQ10)が不足するとATPが十分に作られないため、心臓の働きが低下し、息切れや動悸などの症状が現れます。
全エネルギーの95%を作り出しているのは、全身の細胞の一つ一つに存在するミトコンドリアという小器官です。ここで栄養素が酸素によって燃焼され、エネルギーが作り出されます。コエンザイムQ10(CoQ10)はこのミトコンドリア内に多量に存在し、エネルギー生産の働き手として活躍しています。

●コエンザイムQ10はどうして不足してしまうのか?
体内のコエンザイムQ10(CoQ10)量は、体内での生産(生合成)と食事らの補給の2種類の供給によって維持されています。このうち体内での生合成能力は20歳前後をピークに急激に低下。40歳前後からコエンザイムQ10(CoQ10)の減少が急速に進展します。さらに高齢になると健康上の問題も増加するため、より多くのコエンザイムQ10(CoQ10)が必要となります。 不足の原因は生合成不足、含有食物の摂取不足、体内過剰消費が考えられます。

●食物だけでは不足しがちなコエンザイムQ10(CoQ10)
健康維持や老化防止のためコエンザイムQ10(CoQ10)を摂取する場合、目安として1日30〜60mgが推奨されています。しかし、30mgのコエンザイムQ10(CoQ10)を摂るには、イワシ6匹、牛肉では約950g、ピーナツでは約1,150gが必要です。日々の食事から多くのコエンザイムQ10(CoQ10)量を摂るのは大変難しいことでしょう。そのためサプリメントによるコエンザイムQ10(CoQ10)の補給が不可欠となります。

●コエンザイムQ10の生合成
コエンザイムQ10はビタミンB群、ビタミンC、パントテン酸等によって生合成されます。化学合成の場合はこれらビタミンを元に、実に17ものプロセスを経て作られます。
(生合成機能を低下させないためにも、過剰なコエンザイムQ10摂取を控えて、これらのビタミン群を十分に摂取することが重要と考えます)

●コエンザイムQ10の臨床例
1960年代遅くからの日本人により開拓研究されて以来、心筋梗塞を中心に心血管に問題がある1366人の患者に最低15回の治験や臨床が報告されています。
1980年ごろまでは30mg/日を数ヶ月投与する治験が多く、1985年になると虚血性心疾患患者に約6ヶ月間、100mg/日に増量された投与の治験や臨床が報告されています。
1991年には心筋梗塞患者に200mg/日投与の治験報告もありますが、1993年に2mg/日kgという体重を重視した、1年間にわたる、おおがかりな治験結果が発表されました。1994−5年には虚血性心疾患患者を対象にした150mg/日の臨床が数多く報告されています。国際CoQ10(協会資料)より

●コエンザイムQ10(CoQ10)補給による効果
コエンザイムQ10(CoQ10)補給によりエネルギー不足から起こる心疾患を初めとした諸症状が改善されることが多くの研究により明らかにされ、1974年には、世界で初めてうっ血性心不全の医療用(医薬品)として発売されました。
その他、アルツハイマー、パーキンソン病、ハンチント病、ガン、抗加齢、シワ、肥満、慢性疲労症候群の改善、免疫系の強化、歯肉炎、歯周病、エイズ発症の延期、動脈硬化予防、糖尿病改善等様々な症状の改善、そしてコエンザイムQ10(CoQ10)は細胞レベルから体を活性化するため、健康の維持・増進だけでなく、抗加齢や美容、スポーツなどにおいてもその効果が注目されています。
現在、コエンザイムQ10(CoQ10)は欧米をはじめ、世界各国で医療品・健康食品として幅広く利用されています。

●お客の声
・「動かなかった身体が、コーキューテンを飲み続けたら動くようになったんだよ。」
・「コーキューテンでお肌が蘇ったの。」「シワが薄くなったのよ。信じられなかったわ。」「日に日にハリが出てくるんだから。」
・「極端に感じるわけじゃないけど今までと違って夏バテがない。」
・「昼間からだか動くようになった肌のカサカサがなくなった。」
・「昼間にキツくなることがあったが疲れがなくなった。」

●研究者の声
山本順寛
・1975年3月 東京大学工学部反応化学科卒業
・1980年3月 東京大学大学院工学系研究科反応化学専攻博士課程修了、工学博士
・2003年東京工科大学バイオニクス学部教授。
・2005年同学部長。Redox Report誌編集委員、International Coenzyme Q10 Association理事、日本フリーラジカル学会理事、日本抗加齢医学会理事、日本コエンザイムQ協会理事長。活性酸素・フリーラジカル(遊離活性基=自由な過激分子)の加齢やガンなどの生活習慣病での役割とその抑制について研究。新しいビタミンEを発見し、世界初のフリーラジカル消去薬の開発にも携わった
・2002年11月 日本コエンザイムQ協会理事長
※フリーラジカルは悪玉コレステロールとして知られるLDL(低比重リポたんぱく)を血管内で酸化させ、それによってLDLがさび化し、それが血管に付着する。簡単に言えば、血管を内部からさび付かせてしまうわけだ。血管の内部がさび付けば、血管内に障害物ができてしまったことと同じである。当然血流が悪くなり、血液は変性し、その結果、様々な心臓病が引き起こされてしまうのだ。

コエンザイムQ10の魅力について、山本氏の談
「コエンザイムQ10に出会ったのは過酸化脂質を検出しようとしているときです.分析を妨害する困った物質でしたが,次第にその素晴らしい抗酸化作用に魅了されました.つまり,ビタミンEが脂質の酸化を効率よく防御する上でなくてはならないのがコエンザイムQ10なのです.一方,コエンザイムQ10は細胞のエネルギーであATPを生産する上でなくてはならない物質でもあります.このように生命活動の根幹に位置する物質が加齢とともに減少していくことを知ったときはショックでした.
2001年以降,日本でもコエンザイムQ10をサプリメントとして摂取できるようになったことは一大朗報でた.もともと体内にある物質ですから安全ですし,あらゆる細胞がコエンザイムQ10を必要としていますから,得られる効果も多種多様です.100年に一度出るかでないかの素材と思います.コエンザイムQ10について多くの人に知っていただきたい,またこれほど重要な物質についてまだまだわからないことだらけであるので研究を奨励してゆきたいということで日本コエンザイムQ協会も設立しました.2003年8月には一般向けにガイドブックも監修しました.イラストや写真が多くわかりやすいと好評をいただいています.」
協会のホームページ

●コエンザイムQ10名前の由来
コエンザイムQ10(化学式:CoQ-10)は日本語で 補酵素Q10と呼ばれますが、そのコはCo(補う)、エンザイムはenzyme(酵素)の意味です。
補酵素QにはCoQ6から10の各種が存在します。CoQ10が存在する細胞内のミトコンドリア呼吸鎖はキノンと呼ばれますが、これにイソプレノイド鎖が結合しているのが補酵素Q 、すなわちCoQであり、その鎖の数で6から10までの呼び名があります。
コエンザイムQ10はユビキノンubiquinoneともよばれますが、この意味はラテン語でどこにでもある、ありふれたという意味のユビキナスとキノンを合成して名づけられたものです。

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引用サイト
・http://www.botanical.jp/library/news/018/index.shtml
・http://www.o-xyz.com/coq10/
・http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search2/aru23/23_1.html


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2006/01/13

健康食品とは

「健康食品」はよく使われる言葉ですが、法律用語から言えば、「健康食品」という用語はありません。
「健康食品」=「保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)」+「一般食品、いわゆる健康食品」であり、「広く、健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を指し、保健機能食品も含むもの」と考えられています。薬事法で定められた医薬品と食品衛生法で定められた食品のうち、健康食品は医薬品のような審査を受けていないので食品にあたり、効果・効能の表示や、一回に何錠飲むなどの表示はできません。

※・医薬品は、薬事法により、疾病の診断、治療又は予防に使用することや身体の構造又は機能に影響を及ぼすことを目的とするものと定義されております。

・食品は、食品衛生法により医薬品や医薬部外品を除く、すべての飲食物と定義されています。このことから、口から摂取される物(医薬品や医薬部外品、食品)のうち、医薬品等に該当しない物のみが食品となります。

・医薬品として扱われる成分を食品として使用した場合、無承認無許可医薬品に相当し、薬事法違反になります。
 無承認無許可医薬品:
  ・医薬品と称しているが、承認や許可を取得していない物
  ・食品と称しているが、医薬品とみなされるべき物
  ・医薬品以外のものに「病気に効く」などの「効能・効果」を示している物
   などがあります。
医薬品成分が検出した商品一覧
医薬品成分が検出した商品一覧2

◎栄養食品:日本における分類
日本では「健康食品」、「サプリメント」に関しての法律上の定義がないため、2001年4月の食品栄養法の改正の中で、栄養食品に対して一定の規格基準、表示基準などを定めています。
「保健機能食品制度」は、食生活が多様化し様々な食品が流通する今日、消費者の方が安心して食生活の状況に応じた食品の選択ができるよう適切な情報提供をすることを目的として平成13年4月に創設された制度です。「保健機能食品」は、「栄養機能食品」と「特定保健用食品」の2つに分類されます。 

1. 保健機能食品制度

●特定保健用食品(いわゆる「トクホ」)tokutei
これは栄養改善法第12条第1項に基づいた特定用途食品。この食品は厚生大臣の許可を受けて、保険の用途、効果の表示が許可されています。1991年9月から開始された制度ですが、日本独特の制度です。
このような特定保健用食品は2000年では196品目あります。2001年5月現在では251品目に増えています。
商品一覧
商品一覧

「特定保健用食品」として許可を受ける為には学術的裏付けのある資料や安全性に関する資料などを厚生労働省に提出し、審査を受ける必要があります。身体の生理学的機能等に影響を与える保健機能成分を含んでいて、「お腹の調子を整えるのに役立ちます」「血圧が高めの方の食品」等、特定の保健の目的が期待できることを表示できる食品です。(ただし、「血圧が高めの方の食品」とはいっても「高血圧症の予防薬および治療薬ではありません」との摂取上の注意書きがあります。)
*2001年4月の「食品衛生法」の改正により、従来は食用油やヨーグルトに限られていた審査対象に、新たにカプセルや錠剤タイプの食品も加えられ、これまで公表していなかった審査の手続きや基準を公表することになりました。
1. 保健機能食品(特定保健用食品)である旨表示
2. 栄養成分含有表示
3. 保健用途表示(栄養成分機能表示)
4. 摂取目安量・方法
5. 注意喚起表示
解説

●栄養機能食品
栄養機能食品とは、高齢化やライフスタイルの変化等により、通常の食生活を行うことが難しく1日に必要な栄養成分を取れない場合に、その補給・補完のために利用してもらうための食品です。2001年4月の食品衛生法の改正に伴い新設されたものです。
これは、ビタミンや一部のミネラルなどの栄養素が規定量含有された錠剤等の栄養食品について、個別に構成労働省の許可を得なくても「栄養機能食品」という表記およびその栄養素がもたらす機能を表示できるようになりました。
1.  保健機能食品(栄養機能食品)である旨表示
2. 栄養成分含有表示
3. 栄養成分機能表示
4. 摂取目安量・方法
5.  厚生労働省による個別審査を受けたものではない旨
6. 注意喚起表示

栄養機能食品の表示の対象となる栄養成分は、人間の生命活動に不可欠な栄養素で、科学的根拠が医学的・栄養学的に広く認められ確立されたものです。現在は、ミネラル5種類、ビタミン12種類について、規格基準が定められています。
  ・ビタミン:ビタミンA
        ビタミンD
        ビタミンE
        ビタミンB群−ビタミンB1
               ビタミンB2
               ナイアシン
               ビタミンB6
               葉酸
               ビタミンB12
               ビオチン
               パントテン酸
        ビタミンC

  ・ミネラル:カルシウム、亜鉛、銅、マグネシウム、鉄
        
今後その他の栄養素についても安全性に関する科学的データなどを考慮しながら追加されていく予定とのことです。

*これらの栄養素は摂りすぎると(過剰摂取)体に悪影響を及ぼす場合もあるため、「1日当たりの摂取目安量」と同時に「副作用の注意喚起」の表示も義務付けられています。

*栄養機能食品の栄養素の配合限度量:通常の食事をしたという前提で、栄養機能食品で摂取してもよい1日分の限度量
 
  ・ビタミン:ビタミンA   上限600mcg(2000IU)、下限180mcg(600IU)
        ビタミンD   上限 50mcg(200IU)、 下限0.9mcg(35IU)
        ビタミンE   上限150mg、 下限3mg
        ビタミンB1  上限25mg、 下限0.3mg
        ビタミンB2  上限12mg、 下限0.4mg
        ナイアシン   上限15mg、 下限5mg
        ビタミンB6  上限10mg、 下限0.5mg
        葉酸      上限200mcg、 下限70mcg
        ビタミンB12 上限60mcg、 下限0.8mcg
        ビオチン    上限500mcg、 下限10mcg
        パントテン酸  上限30mg、 下限2mg
        ビタミンC   上限1,000mg、 下限35mg

  ・ミネラル:カルシウム   上限600mg、 下限35mg
        鉄       上限10mg、 下限4mg
解説

2. 一般食品:この中にいわゆる健康食品、いわゆるハーブ類が含まれます。

■食料品店で販売
1.一般自然食品(ニンニク、ウナギなど)
2.加工食品(納豆、ヨーグルト、野菜ジュース、香辛料など)
3.健康成分を添加した加工食品(ビタミン、ミネラル、食物繊維など)

■健康食品売場や薬局などで販売
1.健康食品・美容食品・ダイエット食品(自然界にあるものから効果
のある成分を抽出、クロレラ、キチンキトサンなど)
2.健康茶、ダイエット茶

〈いわゆるハーブ類〉
ハーブは本来薬草の意味。日本においては1998年にハーブ類が規制緩和されました(厚生省通達「いわゆるハーブ類の取り扱いについて」)。この規制緩和によりセントジョーンズワートやイチョウ葉などの7品目が導入されました。
これらのものは錠剤やカプセル剤などの形状であっても、次の条件が満たされれば食品となります。
*食品である旨が明示されていること
*医薬品的な効能・効果を標榜しないという条件。この条件を満たせば、医薬品とはみなされない=食品です。

・セントジョーンズワート:これは和名(標準和名)をセイヨウオトギリソウというハーブです。ヨーロッパ・西アジア・北アフリカ近辺を原産とするオトギリソウ科の多年草です。またヨーロッパや南北アメリカ、オーストラリアでは大規模に栽培されています。日本の山野に自生するオトギリソウは民間薬に使われることがありますが、セイヨウオトギリソウとは全く別の植物です。セイヨウオトギリソウには抗うつ作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用があり、ドイツをはじめとするヨーロッパでは医薬品として承認されています。
・アメリカ合衆国では栄養補助食品、日本では食品(いわゆるハーブ類)です。(セイヨウオトギリソウの有効成分の濃度は当然ですがヨーロッパの医薬品、アメリカ合衆国の栄養補助食品、日本の食品では異なっています。)

●栄養補助食品(サプリメント):アメリカ合衆国の分類
アメリカ合衆国では1994年に成立した栄養補助食品・健康・教育法という法律(DSHEA:Dietary Supplement Educational Act)に基づき、栄養補助食品は医薬品と食品の中間に位置する新しいカテゴリーの食品とされています。
 ・栄養補助食品:次の条件が満たされていなければなりません
   *ビタミン、ミネラル、ハーブなどを1種類以上含む
   *通常の食品とは違った形状(錠剤やカプセル剤)であること

 ・栄養補助食品の効能・効果:
   *科学的根拠があればアメリカ食品医薬品局(FDA)に通知するだけで一定の内
    容を記載できます
   *この記載内容がFDAによる評価を受けていないことを明示する義務があります
   *製造管理および品質管理に関する基準(GMP:Good manufacturing
    practice)に適合している必要があります 

●健康食品の注意点
最近の健康意識の高まりで、市場には“雨後の竹の子”のように多種多様な健康食品等が出現しています。安全性・有効性に問題のある食品も多数あり、それらが関係した健康障害も発生して、一般消費者だけでなく食品・栄養を専門とする人達を混乱させ、その対策が望まれています。そのため一般消費者に最も近い存在である食品・栄養の専門職の方(主に栄養士)を中心とした情報ネットワークを構築し、その情報ネットワークを基盤として、現場の専門職の方から個々の一般消費者に適切なかたちの情報提供を行うことが、より的確で効率的な情報の伝達方法と考えられます。
健康食品に関する臨床研究が遅れているために考えられる点として、
1. 効果の実証:実際に期待される効果、作用があるのか実証例に乏しい。
2. 規格基準がない:栄養機能食品以外は、健康食品の規格基準がありません。
  ただし、日本健康栄養食品協会が規格基準を設けて53種類の健康補助食品に
  協会認定のJHFAマークを表示しています。
3. 摂取目安・方法:摂取目安・方法(摂るタイミング)の基準もなく、健康食品は
  食品だからと、効果を期待して過剰に摂取する危険性があります。多く摂れば
  効果が高く出るというわけではなく、かえって副作用が出ることもあり得るので
  注意して下さい。
  十分な食事をとらず、健康食品に頼る傾向がありますが、食事からの不足を補う
  または健康維持・増進のために健康食品を摂るようにして下さい。
4. 妊婦、授乳婦、小児、長期摂取の安全性:ビタミン、ミネラルに関しては、
  ビタミンAの過剰摂取を除けば催奇形の問題又は長期摂取における問題はないと
  されていますが、特に食経験のないハーブ系の場合は研究が不十分のため妊婦、
  授乳婦、乳幼児、小児が摂取すべきではありません。また、長期摂取の安全性も
  確立していないのが現状です。
5. 副作用:臨床研究が遅れているために、副作用に関する情報が少なく今まで安全
  であったと思われる健康食品でも重篤な副作用が起こる可能性があります。
6. 疾病、医薬品への影響:医薬品より健康食品の方が安全でしかも治療効果がある
  と思い、治療薬をのまなかったり、または治療を受けない場合があると、症状を
  悪化させたり合併症を引き起こすことになります。健康食品は病気を治す薬では
  ありません。
  また、健康食品を摂ることにより、病状を悪化させたり、治療薬の作用を強めた
  り反対に弱めたりと影響を与えるもの(セント・ジョーンズ・ワートやイチョウ
  葉エキスなど)もあります。必ず、医師又は薬剤師に健康食品利用について相談
  して下さい。
  下記の解説を参照して下さい。
  → ビタミン 解説
    ミネラル 解説
    ハーブ  解説

7. 個人輸入・値段:インターネット販売や通信販売等で、海外からの製品も多く手
  にはいるようになりました。なかには海外では食品扱いの成分でも日本では医薬
  品扱いの成分が含まれている場合もあります。また、値段もさまざまですが、
  必ずしも高い値段のものが効果が高いとは限りませんので、注意して下さい。

※「アメリカ国民の健康維持と改善が、政府にとって最優先の課題である」という題目があり、 その推進の為に設定されたDSHEA(栄養補助食品健康教育法)によって健康食品は管理されています。 健康食品の安全性や効果について正確な情報を手に入れ、 学習し効率的に健康食品やサプリメントを取り入れていくことが、 医療コストの削減につながっていくという考えがアメリカの根本にあります。
※東京都の調査によると、都内の薬局や百貨店、通信販売などで売られている健康食品のうち、 約7割のものが訪問販売法や栄養改善法、薬事法などに違反(疑いがあるものも含む)しているサプリメントとの事です。

●健康補助食品やサプリメントを選ぶポイント
* 健康食品やサプリメントの素材の安全性が確認されているか。
 (服用して副作用の心配がない健康食品やサプリメントか)
* 健康維持や病気の治療に効果あったことが実証されている健康食品や
 サプリメントか。
* 衛生管理がしっかりした工場で作られ品質検査がされている健康食品や
 サプリメントか。(細菌や農薬が混入している健康食品やサプリメントもある)
* 健康食品やサプリメントはサンプルを一度試して自分の口に合ったものを選ぶ。
 健康食品やサプリメントは始めから何か月分も買わない。
購入時のポイント

●健康食品の利用
販売者側の話や広告に頼らず、食生活・生活習慣を見直して、何が不足しており、何が必要とされているかを考えて、以下の事に気を付けて利用して下さい。
1.健康食品とは、食事で不足している栄養素を補い、健康の保持・増進を
  図るものである
    ⇒食生活をチェックし、過不足になっている食品・成分を調べる
    ⇒何の目的で利用するのか
2.健康状態をチェックする
3.製品の表示をみて、成分、成分量、摂取量を確認し、安心して使えるものを選ぶ
4.摂取目安や使用法を守る
    ⇒多く摂れば効果が高く出るというわけではない
5.医薬品と併用する場合は、医師又は薬剤師に相談する
    ⇒健康食品は病気を治す薬ではありません
    ⇒病状を悪化させたり、医薬品の作用に影響を与えるものもあります
6.効果がなかったり体調が悪化した場合は、すぐに中止する
    ⇒購入するときは少量から

●天然と合成」の見分け方
・確実に価格に反映されます。非常に安価なものはまず合成でしょう。

・海外サプリメントは天然成分由来のものがほとんどですが、
 日本製は反対に合成のものがほとんどのようです。

・「錠剤の見た目が悪いもの」は天然成分のものがほとんどです。
 天然成分の錠剤は原料の色が混じるのできれいにはなりません。

・独特のにおいがして、味わってみると、「複雑な味(まずいです)」が
 するものは天然です。一方、合成の錠剤はほぼ無味無臭です。これは熱処理
 をしているためで、さまざまな栄養を消失してしまいます。

・カプセルの場合は継ぎ目がないものは合成、あるものは天然です。
 継ぎ目がないもは、原料に身体によくない添加物が使われている可能性が高いです。
 一方、継ぎ目のあるものは、たいていゼラチンを原料としています。
 ゼラチンは、栄養素の一つでもあるコラーゲンです。
 アメリカ産サプリメントのほとんどは、オーストラリア産のゼラチンを使用しています。

●健康食品と薬事法
薬事法はニセ薬など国民の健康を害するマイナスな側面 を規制することを目的にしていますので、悪徳業者を取り締まるための法律といっても過言ではありません。
医薬品ではないものが、あたかも医薬品であるかのように販売されたり、本来医薬品であるものが「健康食品」として販売されると、その「健康食品」は「医薬品」として扱われ、薬事法の規制を受けます。つまり健康食品などでその原料や販売方法などから疾病に効くというイメージを消費者に与えた場合、意図的にニセ薬を製造販売したことになり、その時点で罰則条文での薬事法違反が成立してしまうのです。
「健康食品」が、効能効果について消費者に過大な期待を抱かせたり、医薬品と誤認させ適正な医療を受ける機会を失わせ、結果として病気を悪化させる恐れがあるからです。

●「健康食品」に薬効を標榜した広告・販売
商品が、現に販売されていれば、無承認無許可医薬品を販売したことになり、薬事法第55条第2項に違反しています。また、商品の販売をしていなくても、広告をした場合は、承認前の医薬品の広告を禁止する薬事法第68条に違反しています。
健康食品を販売した場合、その成分、或いはその製法についての説明を超え、特定の病気の方へ、例えば「アトピー、或いは糖尿病の方に」といった表現や「免疫力を強化する」、或いは「細胞が活性化する」、という病気の治癒的効果を謳えばもちろん薬事法に違反するわけです。
・「医薬品的な効能効果の標榜」:疾病の治療または予防を目的にした表現、
  身体の組織機能の増強を表現することは禁じられています。
 ガンが治る、糖尿病の人のために、慢性病に良い、疲労回復、強壮、
 体力増強免疫細胞を活性化する、自然治癒力を高める
・「医薬品的な効能効果の暗示」:当該商品に医薬品的な効能効果を期待し
  てしまうおそれがあるため、これらは医薬品の効能効果の標榜に該当
  します。
  体質改善、健胃整腸で知られる××を原料に・・・、深山高原に自生
  する植物△△△を主剤に、○○や××などの薬草を・・・、
  花粉症友の会、アトピー友の会・・・、専門家も認めた△△、
  ××学会で発表された△△、△△では伝承医学として知られる・・・、
  中国四千年の歴史に裏付けられた××
・「好転反応や瞑眩反応等の表現」:同じように医薬品的な効能効果の標榜
  に該当しますが、適切な医療の機会を逸するおそれもあり、絶対に使っ
  てはいけない表現でもあります。
  ・摂取することにより一時的に下痢や発疹などの症状が出ますが、
   これは体内が浄化されたための好転反応です。
  ・気分が悪くなるときがありますが、 これは××が体内で戦ってい
   る証拠です。
  ・飲み始めに体調が悪くなる事がありますが、血液がきれいになろう
   とする反応です。
・「効用、効果などの表現」:成分本質や形状等に関わらず、医薬品的な
  効能 効果を期待させるおそれがあります。
  ・1カ月以上飲み続けないと効果がありません。
  ・医薬品のような即効性はありませんが、1週間ほどでその効きめ
   がおわかりになります。
  ・効果が思わしくなくてもそのまま根気よく続けていけば、次第に
   効果が現れます。
・「用法・用量に関する表現」:医薬品は食品とは異なり、適応疾病に対し、
  治療または予防効果を発揮し、かつ安全性を確保するため服用時期、
  服用間隔、服用量等の詳細な記述が必要になってきます。
  (調理等の目的のために使用法、使用量等を定めているものに
   ついては除外)
  ・1日2〜3回の・・・
  ・1日2、3粒ずつ・・・
  ・毎食後、添付の小さじ2杯ずつ
  ・成人1日3錠

●薬事法以外の「健康食品」の規制
<法 律>            <内  容> 
・食品衛生法: 有害なものなどが入っていないか。食品としての表示は適切か。
・栄養改善法:  特別用途食品の表示許可上問題がないか。
        栄養成分表示が適切か。
・不当景品類及び不当表示防止法:  不当な表示等がないか。
・訪問販売等に関する法律:  キャッチセールスなど販売方法に問題はないか。
・計量法:    不当な表示等がないか。
・農林物質の規格化及び品質表示の適正化に関する法律:  不当な表示等がないか。


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引用サイト
・http://www.geocities.co.jp/Beautycare-Venus/3423/Food.html
・http://www.topnet.gr.jp/Hsiori/SUPLLE/atukai.htm
・http://www.ls-kaientai.com/kenkou/kenkou.html
・http://www6.ocn.ne.jp/~syuneido/kenkousyokuhin.htm
・http://hfnet.nih.go.jp/

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