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2013/03/09

なるほど!再認識、「親父の小言」

★”小言と冷酒は後から効く”と言われる。

福島県浪江町、大聖寺の住職であった青田暁仙氏が昭和三年、三十三歳の時に書いたとのことで、庫裡に掲げ、檀家の皆さんに披露した「親父の小言」。

この「親父の小言」は昭和三十年代の半ば町内の商店が商品にして売り出したのをきっかけに、評判が評判を呼んで全国に広がったとのことで、最近はテレビでも取り上げられました。

読んでみると、今は亡き両親に言われてきたことも入っており、改めて「なるほど」・・・と思うと共に、懐かしさを覚えた次第。


★掛け軸に表現された「親父の小言」の作品。

実際は45の小言があるようだが、写真では38小言、7つ程はカットされているようだ。
Photoクリックで拡大します


一つづつ見ていると、極当たり前の”人の道”、決して人に迷惑を掛けず、ただひたすらに努力し、自分の生き方を懸命に求め、謙虚で、慎ましくあれと・・・・・・。
嫉妬、妬み、羨みを抱かず、人に腹立てず、人のために尽くせとある。

これが出来ていれば、昨今の人の道を外れた残酷なニュースの数々は起こらないでしょう。

自分の居場所確認のために、声に出して読んでみたら如何でしょうか。


★写真の38小言に、7小言を追加した45小言のすべてです。

・朝きげんよくしろ ・火は粗末にするな
・人には腹を立てるな ・風吹きに遠出するな
・恩は遠くからかえせ・年寄りはいたわれ
・人には馬鹿にされていろ・子の云う事を八九きくな
・年忌法事をしろ・初心は忘れるな
・家業には精を出せ・ 借りては使うな
・働いて儲けて使え・不吉は言うべからず
・人には貸してやれ・難儀な人にはほどこせ
・女房は早く持て・義理は欠かすな
・ばくちは決して打つな・大酒は飲むな
・大めしは食らうな・判事はきつく断れ
・自らに過信するな ・貧乏は苦にするな
・火事は覚悟しておけ ・水は絶やさぬようにしろ
・戸締りに気をつけろ・怪我と災いは恥と思え
・拾わば届け身につけるな・小商もの値切るな
・何事も身分相応にしろ・産前産後は大切にしろ
・泣きごとは言うな・万事に気を配れ
・神仏はよく拝ませ・病気は仰山にしろ 
・人の苦労は助けてやれ・家内は笑って暮らせ
・不浄を見るな・身の出世を願へ
・何事もかまわずしろ・女郎を買うな
・塩もたやすな・小便は小便所へしろ
・生き物を殺すな



注釈 
・人には馬鹿にされていろ・・・・・・・・・・・いつも謙虚でいろ
・子の云う事を八九きくな・・・・・・・・・・・女房のいうこと半分、子供を甘やかしちゃいけない
・不吉は言うべからず・・・・・・・・・・・・・・取り越し苦労はするな,言うな
・判事はきつく断れ・・・・・・・・・・・・・・・・自分が責任の持てない相談事には乗るな
・小商もの値切るな・・・・・・・・・・・・・・・・無駄に値切るな
・神仏はよく拝ませ ・・・・・・・・・・・・・・・先祖の年忌法事は大切
・病気は仰山にしろ・・・・・・・・・・・・・・・・小さな病気も軽んじるな




「親父の小言」の最後に”相馬藩大聖寺暁仙増上為一家繁栄胎之”と記されている。

胎の字は貽の誤りとのことですが、相馬藩大聖寺暁仙僧上が"一家繁栄"の為に之を貽(これをのこす)したたようだ。
何事も一家安泰が一番ということでしょうか。


★おまけ

Youtubeに動画を載せています。どうぞご覧ください。


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